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2021年11月04日 13時06分 JST | 更新 2021年11月04日 13時59分 JST

「弥生人そっくりさん」鳥取県が募集する理由とは? 入賞者にはジビエ料理をプレゼント

青谷上寺地遺跡から発掘された約1800年前の頭骨を元にリアルな胸像を復元。SNS上では「あの人に似てる」と話題に。

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復元された「青谷弥生人」の胸像(鳥取県庁の公式サイトより)

「弥生人そっくりさん」の募集というユニークな企画を鳥取県が開始した。県内で発掘された約1800年前の頭骨を元に弥生人の顔が復元されたが、現代の日本人であっても違和感のない顔つきから、スポーツ選手や芸能人などに似てるとSNS上で話題になった。

これを受けて11月2日から全国から「そっくりさん」を募集することになった。県庁の担当者は「以前から構想はありましたが、SNS上の反響の大きさから企画に踏み切りました。鳥取県に弥生時代のすごい遺跡があるということを広く知ってもらうきっかけになれば」と、ハフポスト日本版の取材に話している。

 

■保存状態が良かった頭骨を元に「素顔」を再現

鳥取県庁
シンポジウムの配布資料に掲載された「第8頭蓋」と復元像(左)

 鳥取市の青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で発見された弥生時代後期の男性の人骨を元に、鳥取県が顔を復元。10月30日のシンポジウムで発表した。

青谷上寺地遺跡では1998年以降の調査で、100体以上の人骨が見つかっているシンポジウムの配付資料によると、最も大きな脳が残り、DNAの保存状態が極めて良かった「第8頭蓋」を復元したという。DNA解析の結果、この人物は母系が大陸から来た「渡来系」。父系は日本列島在来の「縄文系」のグループに属することが分かっているという。

胸像の復元作業を監修したのは、国立科学博物館の坂上和弘さん。頭蓋骨のレプリカを組み立ててから、粘土で筋肉や皮膚を作った。粘土は長期保存できないため、粘土の原型からシリコンで型どりして、プラスチック材で成形。最後に肌などの色を塗り、植毛して完成したという。

活き活きとしていて、まるで近所に住んでそうなくらいリアリティがある「弥生人」の胸像。今回のプロジェクトを進めた県庁の「とっとり弥生の王国推進課」担当者は「思いのほか現代人に似ていて、弥生人が現代の私たちに繋がっているように感じました」と話している。

胸像が報道されると、SNS上では「バンドでベースとか弾いてそう」「あの元サッカー選手に似てる」などと話題になった。復元像の記事を見たお笑い芸人のバービーさんが公式Twitterで「えっ、私?」とツイートするほどだった。

■鳥取県の募集内容は?

こうした反響を受けて、鳥取県は「弥生人」の名前を募集するとともに、全国からそっくりさんを募集することになった。

公式サイトの募集要項によると、性別・年齢は問わず、今回の「青谷弥生人」に似ていると自認する人であれば、誰でも応募できる。個人・自薦のみで「似ている方をご推薦いただくものではありません」と注意喚起している。

募集期間は11月2日から12月19日まで。電子申請サービス、電子メール、郵送による申し込みを受け付ける。応募するには、住所・氏名・電話番号を記入し、顔がはっきりと分かる画像のデータ、もしくは写真を添付することが必要。

入賞者10人は、2022年1月に県庁公式サイトで発表。イノシシやシカなど「青谷弥生人」が食べていたとみられる「鳥取県の美味しいジビエ」など豪華賞品をプレゼントする予定だ。「とっとり弥生の王国」の初代国民に登録した上で、同年5月ごろに「青谷弥生人大集合」ツアーに招待し、そっくりさんグランプリを決定する。

【応募先・問合せ先】
鳥取県とっとり弥生の王国推進課 青谷上寺地遺跡整備室
住所 〒689-0592 鳥取県鳥取市青谷町青谷667 鳥取市青谷町総合支所2階
電話 0857-85-5011
電子メール tottori-yayoi@pref.tottori.lg.jp