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2019年05月29日 10時06分 JST | 更新 2019年06月17日 17時30分 JST

マイバッグ、マイボトル、マイ箸...次は何すれば? 世界が注目する「ごみゼロの伝道師」にアドバイスを聞いた。

【ごみゼロ日記:17日目】

ついに明日はごみゼロの日(5月30日)だ。

この約1カ月、様々な試みをしてきたが、この日記も明日でひとまず終わりを迎える。

最終日を前に、我がオフィスにもついにウォーターサーバーがやってきた!

やったー!

これで明日から、重いマイボトル2本を持参せずにオフィスで給水できる。地味な変化だが、実はとっても嬉しい。(ひゃっほ〜い!と飛び上がりたいくらいだ)

温水も出るのでスープを作ったりする人もいて、設置当日から利用率は上々。1カ月のお試しだが、この勢いで常設に繋がることを願っている。

 
さて、私はこの連載が終わる前にどうしても話をしたい人がいた。

「ごみゼロの伝道師」(私が勝手に呼んでいる)の、坂野晶さんだ。

坂野さんは「ごみ自体を出さない社会」を目指し、教育プログラムやごみステーションやアップサイクル拠点の運営などの活動をする「ゼロ・ウェイストアカデミー」を運営している。

世界の政財界のリーダーが集まる世界経済フォーラム年次総会(通称:ダボス会議)で、若手リーダーの1人として共同議長も務めたほど、世界でも注目されている

最終日が明日に迫る中、多忙な坂野さんとの接触についに成功。
素朴な疑問から、これからの「ごみゼロ」生活へのアドバイスまで、色々話を聞かせて頂いた。

笑顔が爽やか「ゼロ・ウェイストアカデミー」代表の坂野晶さん

 

Q: まず、何がキッカケで環境保護に興味を持ったのでしょうか?

鳥好きが生じてここまできました(笑)。小さい時インコを拾ってから鳥が好きになり、10歳の時に出会ったニュージーランドの絶滅危惧種のオウム「カカポ 月の子ども」という絵本に出会い、環境保護の道に進みたいと思いました。

 

Q: 色々な方にゴミについて教育されているかと思います。「何でゴミはダメなの?」と聞かれた際、どう説明されているのでしょうか?

もともと地球のサイクルというのは、創造されたものは分解され土に戻り、再生につながっていくものでした。今は、創造されたものは消費されて、ゴミを出す、という一方通行になっています。「ゴミを出す」という事は限りある資源を無駄にしているということ。資源を使い続けたら無くなってしまって、地球のサイクルが回らなくなってしまいますよね。だから「ゴミの排出」は問題なんです。

 

ふむふむ。ニュージーランドのオウムから地球のサイクルまで... スケールが壮大すぎてマイボトルを自慢している自分がちっぽけに見えるのだが... 

恥ずかしながらも、これまでの私の試行錯誤を話し、ゴミ削減の為にここからもう一歩踏み出すにはどうしたらいいのかのアドバイスを聞いた。ここにメモをまとめたので是非参考にしてほしい。

1.「使い捨て」を避ける

レジ袋、ペットボトルだけでなく、割り箸、オシボリ、コンビニやスーパーなどの食品容器などの使い捨てを避け、「マイ」グッズを持ち歩く。

2. 中古品を使う

新品でなくても十分機能するものは沢山ある。古着屋をはじめ、リサイクルショップで買い物をしたり、メルカリなどのフリマアプリを利用すると、リユースに繋がり、物を上手に循環させることができる。

 

3. 保有物を減らし、シェアやレンタルサービスを利用する

今や傘もシェアする時代。限られた時しか使わないもの、こだわりがないものなどは、保有せずに借りる事で廃棄するものは減っていく。洋服や小物などのレンタルも最近増えてきており、流行が去った後にタンスの肥やしになるのも防いでくれる。

 

4. 声を上げる

何か変化が必要だと思った時には声を上げること。例えば、さっき話したネットのシェアやレンタルサービスを使う時には、郵送される際の梱包材がゴミになってしまう。これは削減できないだろうか?など、消費者としてその声を企業に伝えてみる事は大事。それが議論のキッカケとなり、変化が生まれるかもしれない。

 

5. 地元商品を応援する

地元産のものを買うことは、製品が生産された場所から販売、消費されるまでのフードマイレージ(食料の輸送距離)削減になる。マイレージの距離が長いほど、輸送などによる大気汚染などにつながるため、地産地消をする事で、その距離と環境への影響の軽減に繋がる。

 

6. 計画的な買い物を 

食材を買いすぎて使いきれず、悪くなって捨ててしまったり... 他にも、買ったけど実はいらなかった、あまり使わなかった、という経験はないだろうか?そうならない為にも、先を見据えた計画的な買い物、そして本当に必要かを自分に問うことが重要。

 ーーーーー

なるほど。まだまだ出来ることはありそうだ。

最後に、このチャレンジを始めて、人間関係で気になったことがあった。それは、

「ごみゼロ」行動をすると、「意識高い人」と思われて、気を使われたりする気がするのだが、どう対応すれば良いのだろうか?

思い切って質問すると、「気を使われたりして『悪いな』と思うより、周りが少しでも環境について考えてくれたのであれば『ラッキー!』と考えれば良いと思います。あと、これは『意識高い人』がするだけのもの、自分には関係ない、で終わらないように、少し話をすると輪が広がっていくかもしれません」と話してくれた。

最近逆に周りの目を気にしがちな私だったが、自分が信じることを、周りに強要せず、でも自分も恐縮もせず、普通にやって行こうと思った。

坂野さんは明日5月30日の530week(ごみゼロウィーク)カンファレンスでワークショップを開催する。企業としてどのような取り組みができるか?興味がある方は是非参加してみてはいかが?

 

◇◇◇

ハフポスト日本版で働く私は、5月30日(ごみゼロの日)に向けて、ゴミ削減生活を始めました。様々なチャレンジや失敗を皆さんと共有していきます。皆さんも是非この機会に「ごみゼロ」への旅をご一緒しませんか?

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