ヤンキースの田中将大投手(25)が、いよいよキャンプインした。終了後には記者会見を行い、米国メディアの質問にジョークを交えながら返答。何度も笑いを誘った。
■「いよいよ始まったなという感じ」
ヤンキースの田中将大投手(25)が、いよいよキャンプインした。チームメートの黒田博樹投手(39)と同じグループで練習をこなし、ブルペンではエースのサバシアらとも豪華共演を果たした。終了後には記者会見を行い、米国メディアの質問にジョークを交えながら返答。何度も笑いを誘った。
――初めてチームメートと練習して。
「いよいよ始まったなという感じですね。すごく新しい刺激といいますか、今までにないものがあるので、すごく興奮しました」
――注目が集まる中、これだけのメディアがいるが。
「これだけの方々に注目していただけているというのは、今日もファンの方の歓声を浴びてうれしかったですし。こういう状況は選手としてはうれしいことですけども、まだグラウンドでは何も結果を出していないので、まずそこに向けての準備をしっかり進めていきたいと思います」
――今日は黒田がキャッチボールの相手。一緒にやろうといったのはどちらから? この先は一緒にやるようになるのか?
「黒田さんから声をかけていただいてキャッチボールをやったんですけども、グループがいろいろあるので、一緒であれば、していただけるのかなと。たぶん」
■「黒田さんのような選手と一緒にできるのはありがたい」
――初めてのキャンプで日本と比べて違いは多かったですか?
「全体的に練習時間が短いというところですかね」
――これから5、6年たって、ヤンキースで練習したという今日という日を振り返った時にどんなところを思い出すと思いますか。
「1マイル走、きつかったなっていう(笑)」
――黒田がこのチームにいることについては?
「やはりメジャーでも何年もずっとやられていて、ヤンキースでもローテーションを守られて活躍されている選手と一緒にできるのは自分にとってありがたい。いい環境の中でやらせていただいているなという風には思います」
――ヤンキースが大きな契約をしたが、早い段階から活躍しないという気持ちはあるか?
「早い段階からというよりは、もちろん、マウンドに上がれば勝つことを第一に考えて投げますので、それが早い段階からの活躍につながればいいかなと思います」
――今日のブルペンを通じて、力が入ったりしたか?
「そんなに力みすぎたりというのはなかったと思います」
■「走り込んでも足の遅さはなかなか改善されない」
――No.3スターターということでGMとかも発言してるけど、どのように感じる?
「マウンドに上がれば何番手というのは関係ないと思うので、マウンドに上がれば、先ほども言いましたが勝つこと考えて投げたいと思うので、僕は何番手でも構いません」
――ここまで注目されていると思ったか?
「今日、グラウンドに入るときに沢山のカメラの数には正直おどろきました。こんなに沢山いるんだ、という風には思いました」
――これだけメディアの注目を集めている中で、やりたいようにできないことはあったか?
「いや、特にはなかったですけど、ランニングは元々足が遅いので、頑張りました」
――ここまで走るとは想像してなかった? もう少し走り込みしてきた方がよかったと思うか?
「走り込んでも足の遅さはなかなか改善されないので、いきなり何を走るかは全然知らなかったので『この距離走るんだ』という感じではありました」
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
(2014年2月16日フルカウント「マー君がいよいよキャンプイン 最も印象に残ったのは1マイル走!?」より転載)