本日14:00より、いよいよ「まちかいぎ」開催です!
まちかいぎで公開する高島平住民アンケート集計結果をちょっとだけお見せするとともに、4つのポイントのうち、残った2つを解説します。
注目度が高いのは「都営三田線を西高島平から延伸するべき? するべきでない?」という質問です。
驚くほど競り合う結果に!
私も集計が完了するまで目が離せませんでした。
これはまさに、高島平のスコットランド住民投票!
そういう時代なのだと思います。
住民が自分の住むまちのあり方を決める時代になっていると。
この結果は「まちかいぎ」にて発表します!
■ 知られてない! 旧高島七小周辺地域は一体的にリニューアル
高島平駅のすぐ近くにある、旧・髙島第七小学校。
駅チカの一等地です。
本来であれば商業地なのですが、高度経済成長期の急激な人口増加によって小学校の不足が国会でも議論になり、住民の要望を受けて、板橋区が当時の公団(現UR)から土地を安く譲り受け、1979年に開校しました。
しかし少子高齢化時代に入り、児童数の減少によって学校数の見直しをせざるを得なくなり(このすぐ斜向かいには、髙島五小があるんですよね...)、高島七小は2007年に閉校になりました。
その跡地利用について住民主体で協議する「旧高七小跡地活用協議会」が設置され、2009年に4回にわたって協議され、中高年向けの施設として暫定利用する方向性を打ち出しました。
ただ、"住民主体"の協議会とは言いながら、協議会の結論は、区が最初に提示した案そのままでした。
その後、協議会の結論に従って区がリフォーム計画を作成しましたが、「十数年程度でまた壊して作りなおす暫定利用なのに、20億円の予算を投入」という計画に対し、私を含む複数の区議が異議を唱え、区は方針を転換。
旧高島七小・高島平地域センター・高島平図書館・健康福祉センター一帯の2haの区有地を一体的にリニューアルする方針となりました。
しかし、高島平住民アンケートのために地域を回ってみたら、この事実がほとんど知られていないことに驚きました。
まあ、そりゃそうですよねぇ。
区は来年2月の高島平地域グランドデザイン素案策定まで、住民の意見を入れないのですから。
広報の必要もないってわけですね。
とにかく、今は旧高島七小周辺地域は「白紙のキャンバス」なのです。
ここに、どういう絵を描くか?
あなたのご意見を「まちかいぎ」で聞かせてください!
■ 「まちのソフトウェア/コンテンツ」何が必要?
最後のポイントは「まちのソフトウェア/コンテンツ」についてです。
まちにも「ハードウェア」と「ソフトウェア」の両方が必要だ、というのが私のまちづくりに対する考え方です。
ハードウェアのないソフトウェアは、存在し得ません。
ソフトウェアのないハードウェアは、ただの箱です。
高島平は本当に住民ががんばっていて、地域力が高いと感じます。
しかし、高島平のハードウェアは、40年前の高度経済成長期の前提で作られています。
一言で言えば、「急激に増える人口を収める」。
設計思想はそれに尽きるのです。
今の高島平の状態は、例えていうなら、「Windows98パソコンで最新のソフトウェアを動かそうとしている」ような状態ではないかと私には感じられます。
相当がんばってソフトを動かしていることは、本当に敬服します。
しかし、そろそろ"買い替え時期"ではないだろうか? と、私には思われるのです。
新しいハードウェアで活きる高島平のソフトウェア...つまり「新しい地域力」とはどういうものか。
あるいは逆に、こういうソフトウェア/コンテンツが必要だからこのようなハードウェアにすべきだ、という進め方もあります。
今こそあなたのご意見が必要です!
このあと14:00より、高島平区民館ホール。
「まちかいぎ」でお待ちしています!
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(2014年9月23日「中妻じょうたブログ」より転載)