地域に根ざした起業家「土着ベンチャー(ドチャベン)」を生み出そうとするムーブメントが秋田からスタート

人が減り、産業が衰退している場所こそ、事業を生み出し、雇用を創りだすことができるような人材が求めらます。各地域から起業を促す動きが出始めており、秋田県からも。

地域でいかに事業を生み出すか。

これは様々な地域で課題となっていることのひとつ。

人が減り、産業が少なくなっているような場所でこそ、事業を生み出し、雇用を創りだすことができるような人材が求めらます。

各地域から起業を促そうとする動きが出始めており、秋田県からもそんな動きが登場しました。

「ドチャベン」の興り

マチノコトでも紹介した「シェアビレッジ」などの活動が実施されている秋田県の五城目町と、横手市で起業する挑戦者を、全力応援するプログラム「ドチャベン・アクセラレーター」。

このプログラムでは、「セミナー・現地プログラム」「ビジネスプランコンテスト」を経て、選抜されたチームが参加する「起業家育成プログラム」の3部構成。

上記の流れを経て、田舎発の事業創出を目指すというプログラムです。

ウェブサイトのリリースから少しして、「セミナー・現地プログラム」のひとつである、ローカルビジネススクールへのエントリー受付がスタートしています。

全6回のコースで、地域協働論、イノベーションを生むビジネス創出の方法論、地域での実践者の講演を経験することができます。ローカルビジネススクールを終えると、現地プログラムへ。

その後、「ビジネスプランコンテスト」「起業家育成プログラム」へと進みます。

地域からワクワクする仕事を創りだすことを目指して

この田舎発の事業創出プログラムにプロデュース役として関わっている五城目町を拠点としているベンチャー企業ハバタクの丑田さんは、

丑田さん「田舎にはまだまだ掘り起こされていない可能性がある。同時に、世界トップクラスで進む人口減少など沢山の課題もある。これはアイデアと行動力を併せ持つ起業家にとって、恰好のフィールド。土着ベンチャー(ドチャベン)が、田舎の可能性と豊かさを源泉に、ワクワクする仕事を創り出していく。そこでの暮らしも含めた生き方(ライフスタイル)も楽しみながら。田舎発のイマジネーションを、世界に魅せていきたいです。」

と、この取り組みについてコメントしています。

地域で起業することを考えているという人は、このプログラムをチェックしてみてはいかがでしょうか?

(2015年6月15日の「マチノコト」より転載)

注目記事