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2018年10月18日 11時29分 JST | 更新 2018年10月18日 11時29分 JST

翻訳と同時に起こる複合体組み立て

新たに作られたばかりのタンパク質は、リボソームから離れるとすぐに集合してヘテロオリゴマー複合体を形成することが多いが...

新たに作られたばかりのタンパク質は、リボソームから離れるとすぐに集合してヘテロオリゴマー複合体を形成することが多いが、部分的に折りたたまれて疎水性表面が露出しているサブユニットが凝集したり、品質管理機構によって分解されたりするのを防ぐ仕組みは、謎のままだった。今回B Bukauたちは、リボソームのプロファイリングを行って、酵母細胞でこういった複合体が組み立てられる瞬間の新生ペプチド鎖の長さを測定し、調べた12の例では翻訳と同時に組み立てが行われるという機構が主流であることを見いだした。著者たちはさらに、これが一方向だけに進む過程であり、つまりある1つのサブユニットが完全に合成されると、それがシャペロンタンパク質の助けを借りて複合体組み立ての足場として機能するようになって、凝集しやすかったり、分解されやすかったりするサブユニットを保護することを明らかにした。

Nature561, 7722

原著論文:

Cotranslational assembly of protein complexes in eukaryotes revealed by ribosome profiling

doi: 10.1038/s41586-018-0462-y

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