寄生虫である熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)は、いくつかの戦略を用いて、感染の際に宿主の免疫系から逃避する。
今回、荒瀬尚(大阪大学)たちは、マラリア原虫由来のRIFINタンパク質ファミリーのサブセットの1つが、感染赤血球の表面にリガンドとして発現して、免疫抑制化受容体である白血球免疫グロブリン様受容体B1(LILRB1)あるいは白血球関連免疫グロブリン用受容体1(LAIR1)と結合して、免疫応答を減弱させていることを報告している。
Advertisement
Nature552, 7683
:10.1038/nature24994
【関連記事】
Nature552, 7683
Nature549, 7673
Nature 549, 7672
Nature 547, 7663
Nature 547, 7661