「褒めてつかわす」って言ってますね、これは。
家主の名前はRufus。他の猫様と同様に、箱を愛して止まない彼のために、飼い主さんが一念発起。40個の段ボール箱を使って、猫タワーを建築する、一部始終を納めた動画です。
まずは、施主に建築プランの説明から。今回の建築プロジェクトによってもたらされる住環境の向上、そして、デザインの力を取り入れて、ワクワクと安らぎを両立させる、なんということでしょうソリューションをオリエンしておりますが、Rufusは「よきにはからえ」と丸投げ。ある意味、物わかりのいいクライアントで好感が持てますが、任せっぱなしなクライアントにありがちな技、「最後で手の平返し」を繰り出す可能性も否定できませんので、油断は禁物です。
職人の仕事にも、施主は事細かに口を出します。「ちゃんと基礎に鉄筋入ってんの」「材料軽すぎないか、これ」などと、ネットで仕入れた中途半端な知識を披露しているどうかは、BGMでかき消されておりますゆえ、確認することができません。たまに、現場スタッフを労うように、チュッとするところは、数々の現場の空気を和ませ、職人を使いこなしてきた余裕を感じさせます。
工務店の不断不休の活躍により、見事完成した、段ボール製猫タワー。Amazonの段ボールが3つくらいたまると、誰しも考えてしまいそうになるものですが、実際に築城まで漕ぎ着けた例は希有かと思われます。最上階に乗せられた城主も、早速、城内をあっちへこっちへ上へ下へと探検三昧。その後はまったりくつろぎモードへ。どうやらご満悦のようです。動画は以下にて。
ちなみに動画で使われた段ボールはこちら。オーストラリアで売っているようです。
[Rufus Tower/YouTube via petsmao]
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(2014年4月28日「猫ジャーナル」より転載)