ふ、太ってるんじゃないよ、け、毛が多いだけだよ。
猫に限らず、肥満対策は健康維持に欠かせません。しかし、人間のように、Smart Body Analyzerで日々の体重推移をWeb上に記録したり、Pulse O2で運動量や睡眠をトラッキングしたり、Wireless Blood Pressure Monitorで血圧を測ったりといったことは(まあ、Withingsじゃなくて、オムロンでもタニタでもいいんですが)、猫にはどーしてもできないので、そこは、世話係たる飼い主が気を配ってやる必要があるわけです。
その参考になりそうな「猫の肥満を見極める方法」が、猫の体の専門家「日本臨床獣医学フォーラム」のサイトにて紹介されています。ガイドラインとして挙げられたのは、以下の5点。
- 肋骨がさわれない
- 後ろからみてすいかにみえる
- おなかがゆさゆさゆれる
- 顔もおしりもおなかも大きい
- 抱いてずっしりと重い
肋骨が触れないほどに脂肪が付く、座っているときの後ろ姿が丸いスイカのように見えるのは、脂肪が付きすぎというサインなのだそうです。また、トコトコと歩く揺れを打ち消すかのような、下腹のタプタプの揺れ。これも分かりやすいポイントですね。顔・おしり・お腹の肉の付き方や、抱いたときの感覚が、猫肥満判断のポイントになるとのことです。
ネタ元では、より詳細な見分け方のポイントや標準体重の話、肥満に伴う病気、そのほか、猫の病気全般についての情報が掲載されています。猫とともに暮らす、猫の毛を各地に運ぶ人々には、ぜひ一読いただきたい内容です。
過去記事にて、実体験による猫ダイエットのコツもありますので、こちらも参考になれば幸いです。適度な食事量と運動を、猫も人間も心掛けたいものであります。
[猫の病気・肥満/日本臨床獣医学フォーラム、Photo by Valerie Potapova]
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(2014年8月30日「猫ジャーナル」より転載)