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2023年はあらゆる業界が「AI」に揺れた。この技術の発展で、実写とアニメの混淆はますます深まっていくだろう。そうした時代のメディア・リテラシーの基礎となる1冊が『映像表現革命時代の映画論』だ。
ネットメディアは読者の「アテンション(注意・関心)」を奪い合い、クリック数を稼ぐことで、収益をあげていく“感情刺激競争”をしている。毎日新聞、バズフィードジャパンを経て独立したノンフィクションライターの石戸諭さんは、その問題点を多角的に語る。
喜怒哀楽を刺激するニュースは、そこそこのページビューと引き換えに、二項対立で問題を単純化することによって分断を促す、という問題点があることが科学的にも示されている。