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同性愛者であることを上司から同僚に「アウティング」され、男性が精神疾患になった問題で、池袋労働基準監督署がパワーハラスメントとして労災認定していたことが分かった。
東映は、女性に対するセクハラ行為や相談を受けた後の会社側の不適切な対応を認め、謝罪している。
「自分から言うのが恥ずかしいと思ったから、俺が言っといたんだよ」と上司に言われたと訴える男性。支援者によると、アウティングによる労災申請は極めて珍しいという。
大阪メトロはパワハラの内容については「人格を否定するような暴言を繰り返した」などと説明するにとどまり、男性の死亡との因果関係は不明とした。
札幌地裁は判決で、「業務での心理的負荷により精神障害を発病した」として自殺と業務との関連を認め、国に遺族補償などの不支給の取り消しを命じた。
遺族側の弁護士は「男性は内定段階から過酷な長時間労働を前提に職場に迎え入れられていた」と指摘している。
「バカ、アホ」「こんな説明ができないなら死んだ方がいい」などと上司から繰り返しパワハラを受けていた。
女性は、老人ホームに入居する男性の胃ろうのカテーテルを抜いたとして傷害罪に問われ、無罪判決を受けていた。