燻製器がなくても大丈夫、フライパン×ティーバッグで「はじめての燻製づくり」

基本の燻し方さえマスターしてしまえば、どんな材料でもできるのが燻製づくりの面白いところ。

ナット・キング・コールにプラターズ、山下達郎も歌い上げたおなじみの名バラード『煙が目にしみる』。原題は『Smoke Gets In Your Eyes』、歌詞を読むとしんみりとした失恋ソングだけに、煙が目に"入る"のではなく"しみる"という訳詞は本当にぴったりです。

さて今回は、煙は煙でも"鼻をくすぐる"煙のお話。昨今のアウトドアブームもあって依然として人気の燻製づくりですが、外に行かなくても、それにわざわざ燻製器を用意しなくても、キッチンにあるもので簡単にスモークできるんです!

●フライパンで20分燻すだけ!スモーキーで分厚い「ポークステーキ」

ティーバックの中身の紅茶や麦茶、ジャスミンティーなど好きな茶葉と砂糖をあわせてフライパンで燻す珍獣ママさんの簡単燻製レシピ。ボリュームたっぷりのスモークポークステーキ、燻製時間は20分でOKです!アルミ箔を使ってすき間のないようにふたをかぶせることがポイント。

【材料 (2人分)】

豚ロース厚切り肉 2枚

塩、粗びき黒こしょう 各適量

(A)

好みのティーバッグ(紅茶など) 2個

砂糖 大さじ1

(B)

酒 大さじ1と1/2

しょうゆ 大さじ1

はちみつ 小さじ1弱

ガーリックパウダー ひとつまみ

フライドオニオン(あれば) 大さじ1/2

【作り方】

1)まな板にラップを敷き、肉をのせて筋を切り、さらにラップをかけて上から麺棒などでたたく。

2)1をそのままラップで包み、電子レンジ(600W)で5分ほど加熱する。(5割程度火が通ればOK)。

3)取り出したらペーパータオルでよく水分を吸い取り、塩、こしょうを両面にまんべんなくふる。

4)フライパン(中華鍋などの深いタイプ)にアルミ箔を敷き、中央にAのティーバッグの中身と砂糖をのせて混ぜる。茶葉がつかないように網を置き、強めの中火にかける。白い煙が出始めたら網に肉をのせ、アルミ箔で覆ったふたをし、ふたからはみ出たアルミ箔を折り返してフライパンにかぶせてすき間をなくす。

5)中火で20分ほど燻製にしたら、火を止めて皿に盛る。鍋を軽く洗い、Bを入れて煮詰め、肉にかける。

●桜のチップも試してみたい「サーモン&チーズ」

ホームセンターなどで手軽なお値段で手に入るスモークチップを使えばさらに本格的な燻製に。使うのは土鍋や深めのフライパンとアルミ箔でOKです!

【材料 (作りやすい分量)】

サーモン(刺身用) 1サク

ローズマリー、タイム 各適量

プロセスチーズ 6枚

桜チップ ひとつかみ

※ここではベーコン(ブロック)150gも一緒に燻製。さらに香りが増します。

【作り方】

1)1 サーモンはローズマリーとタイムを両面にまぶす。チーズはアルミ箔を皿のように折ってのせる(燻製している間に溶けるため)。

2 土鍋にアルミ箔を敷き、中央に桜チップをのせ、強めの中火にかける。

3 チップから煙が出てきたら焼き網をのせ、1をのせる。ふたをして10分ほど強火で燻製し、火を止めて10分そのままおく。

基本の燻し方さえマスターしてしまえば、お肉やお魚、卵、塩や油といった調味料までスモークできるが燻製づくりのおもしろいところ。ましてやフライパンや中華鍋でできるのなら言うことなしです。今、発売中の『レシピブログmagazine Vol.7 秋号』では、今回ご紹介した以外にも試してみたくなる簡単燻製レシピを紹介中。マイ燻製を肴に家飲みとは、ん~贅沢!


レシピブログmagazine Vol.7 秋号(扶桑社)

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https://www.huffingtonpost.jp/recipe-blog-news-agency/breakfast_b_8101464.html

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