第2回チャンドラセカール賞にインドのカウ教授

授賞理由は「レーザーとプラズマ相互作用、強結合ダストプラズマ、および磁場核融合装置における乱流と非線形効果に関する独創的な業績」。

アジア・太平洋物理学会連合(AAPPS)プラズマ物理部門(部門長・菊池満日本原子力研究開発機構核融合研究開発アドバイザー)は13日、プラズマ物理学の顕著な進歩に貢献した研究者に贈るチャンドラセカール賞をインドプラズマ研究所のプレディマン・カウ教授に授与すると発表した。授賞理由は「レーザーとプラズマ相互作用、強結合ダストプラズマ、および磁場核融合装置における乱流と非線形効果に関する独創的な業績」。

この賞は、インド生まれの米国の天体物理学者で、プラズマ物理学に貢献し、1983年ノーベル物理学賞を受賞したチャンドラセカール(1910~1995年)氏を記念して創設された。今年が2回目となる同賞の国際選考委員会は、アジア太平洋地区から推薦された候補者の中からカウ教授を選出した。第1回受賞者は一丸節夫(いちまる せつお)東京大学名誉教授で、授賞理由は「強結合プラズマ理論の構築と適用に関する貢献」だった。

関連リンク

・アジア・太平洋物理学会連合(AAPPS)プラズマ物理部門プレスリリース「第2回チャンドラセカール賞

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・2015年1月14日ニュース「第1回チャンドラセカール賞に一丸節夫氏

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