米議会との会談など

黄金週間を利用して4月30日から5月6日まで訪米致しました。

石破 茂 です。

黄金週間を利用して4月30日から5月6日まで訪米致しました。

日本国の議会・政党の役職にあるものとして、会談すべき相手は、米国民主党、共和党の院内総務、院内幹事、委員会委員長などであるべきなのですが、ともすれば議会人・政党人も「とにかく政府要人に会いたい」という意向が強く、政党間・議会間の関係構築がここ数年やや疎かになっていたように思います。

総理と大統領、外務大臣と国務長官、防衛大臣と国防長官といった政府のラインと並行して、議会・政党のラインも確立しておくことが必要と考えた次第です。

多くの方々のご協力を頂き、カーディン上院外交委東アジア太平洋小委員長、ベイナー下院議長、カンター下院共和党院内総務、ホイヤー下院民主党院内幹事をはじめとする多くの議会要人と20件以上の会談をすることが出来ましたのに加え、バイデン副大統領、ヘーゲル国防長官などの政府関係者とも会談して参りました。

最後の二日間はボストンに移動し、海軍大学の教官やエズラ・ヴォーゲル教授など多くの有識者および日米協会の関係者の方々と意見交換の機会を持ち、極めて有意義な日々を過ごすことが出来ました。

関係して下さったすべての皆様に厚く御礼申し上げます。

連休も終わり、いよいよ集団的自衛権行使容認に向けた本格的な議論が始まります。

個別的自衛権や警察権で対応可能、との見解には傾聴すべき点も多々ありますが、今後国際法的な観点も含め、詳細な協議、調整が必要です。

連休明けで、一度に多くの案件が押し寄せてしまい、今回は本欄を十分かつ推敲を重ねて書く時間がとれません。何卒ご容赦くださいませ。

土曜日は地元、日曜日は自民党茨城県連の政経セミナーに出席の予定です。

皆様、お元気でお過ごしくださいませ。

(2014年5月9日の「石破茂ブログ」より転載)

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