「自分一人では生きていけない気分になる」都立・公社病院における、言語聴覚障害者への対応改善を!

診療にあたって正確な情報が必要になることや、メールによるオペレーションコストの増大は一定程度理解できますが、公立病院こそ率先的にこうした対応を始めるべきです。

国政の騒音が最大級になっておりますが、

本日は厚生委員会で初の質疑(病院経営本部管轄)が行われました。

以前のブログ記事で、皆さまから様々なご意見をいただきまして、

その中のいくつかを取り上げました。

「都立病院」へのご意見、改善点・問題点など教えてください!

その一つが、都立・公社病院の障害者対応について。

上記の記事に対して、言語聴覚障害の方から直接メールをいただきまして、

その内容は

「都立病院に限った話ではないが、病院の診察受付は電話のみ。

 言語聴覚障害を持っている我々は、自分で予約することすらできない

という訴えでした。

例えば都立墨東病院のホームページを見ると、

シンプルで大変見やすく作られていて、障害をお持ちの方でも利用できる

「ウェブアクセシビリティ」の基準についても順守をされています。

しかしながら、外来予約は完全に電話番号のみの記載です。

警視庁の遺失物センターの件もそうでしたが、こうした点は

指摘されるまで本当に気が付かないものですね。。

こちらについて、現時点での対応と見解を伺うと、

・ 都立病院に電話で受診予約が必要なのは、初診のときがほとんどである

・ 言語や聴覚に障害のある方については、家族や友人などの代理の方が

  電話で受診予約をされていることが多く、これまで特に支障は生じていない

という答弁が返ってきました。

確かに障害者の中にもジェネレーションギャップがあり、

行政とやり取りすることが多い高齢の団体幹部の中には、メール対応のニーズは少ないかもしれません。

しかしながら、実際に言語聴覚障害をお持ちの方は、

「我々とて、頼みたくて代理の方に対応をお願いしているわけではない」

「こうして他人に頼る度に、『自分は一人では生きていけないのだ』

 と言われているようで、非常につらい」

と切実な想いを吐露してくれました。

診療にあたって正確な情報が必要になることや、メールによる

オペレーションコストの増大は一定程度理解できますが、

公立病院こそ率先的にこうした対応を始めるべきです。

今回の委員会質疑では残念ながら、前向きな答弁はもらうことができませんでしたが、

引き続きこうした観点からの問題提起を続けていきたいと思います。

私の所属するみんなの党については、

大きなニュースが駆け巡っており、大変ご迷惑をおかけしております。

本当に申し訳ございません。

みんなの党解党へ...浅尾代表「やむを得ない」

こちらはあくまで役員会での方向性であって、

決定されるのは全国会議員が参加する両院議員総会です。

明日の開催に向けて、永田町で様々な駆け引きが行われることでしょう。

地方議員たちは相変わらずカヤの外状態ですが、

私の想い・考えは結果が出た後にまとめさせていただきたいと存じます。

それでは、また明日。

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