Google Cultural Instituteは、世界中の美術館をオンラインライブラリーにまとめ、ユーザーに提供している。このプロジェクトではGoogleのストリートビューを用いて、美術館の館内を見て回ることができる。しかし、彫刻を含む実際の作品は高画質の写真でのみ展示されていた。Googleは今回、提携した6施設の作品300点をスキャンし、3Dでの展示を始めた。インブラウザの3Dビューワーで作品をクロースアップにして見るなど、自由自在に鑑賞することができる。
Advertisement
この作品の3D展示プロジェクトには、カリフォルニア科学アカデミー、 The Museo d'Arte Orientale、 イスラエル博物館、The Kunsthistorische Museum Vienna、ロサンゼルス・カウンティ・ミュージアム・オブ・アート(残念ながらマイケル・ハイザーの大型作品、Levitated Massはスキャンされていなかった) とダラス美術館の6施設が参加した。
今日公開されたのはスキャンしやすい小さめの作品が多い。ここではアート作品だけを展示しているのではなく、イスラエル博物館の世界最古の仮面やカリフォルニア科学アカデミーの動物の頭蓋骨の標本などもある。今日のリリースで鑑賞できる作品の大部分はこのような展示物だ。私が見た限り、どの展示物もWebGLを使用しているので、プラグインがなくても閲覧することができる。
[原文へ]
(2015年4月10日TechCrunch Japan「Googleオンライン美術館に3Dスキャンの展示品が仲間入り」より転載)
Advertisement
【関連記事】