いよいよクリスマスも間近。前日の24日は日本海側は雪や雨が降りやすいですが、太平洋側は大体晴れる見込みです。25日は日本海側の雪もやむ見込みで、クリスマスに日本海側で広く雪にならないのは久しぶりのことです。
いよいよクリスマスも間近。クリスマスの天気はどうでしょうか?
まず前日の24日は気圧の谷が北海道付近を通過するでしょう。北海道は日本海側やオホーツク海側を中心に雪が降る見込みです。東北の日本海側も雪が降るでしょう。降り方が強まったり、ふぶく所もあり、注意が必要です。北陸も雪や雨。山陰や九州北部は平地では雨の所が多い見込みです。一方、太平洋側は大体晴れて、雨具なしでイルミネーションを楽しめそうです。
25日は移動性の高気圧に覆われる見込みです。日本海側の雪もほとんどの所でやんで、晴れ間が出るでしょう。沖縄は雨が降りますが、そのほかは大体晴れる見込みです。ということで、今年は広く穏やかなクリスマスとなりそうです。実はクリスマスに日本海側のほとんどの地点で雪が降らないのは久しぶりのことです。
ここ3年の24日と25日の過去の天気を振り返ってみますと
2010年:24日は北陸から北の日本海側で雪が降り、25日はクリスマス寒波により北陸以北の日本海側で大雪になるなど、大荒れの天気でした。
2011年:24日は四国や九州の所々で初雪になり、25日は北陸を中心に大雪に。
2012年:24日は日本海側で大雪、25日も日本海側は雨や雪の所が多くなりました。
クリスマスに白い雪が舞い降りる様子はロマンチックですが、美しいだけでなく、日本海側では大雪や冬の嵐になることも多いのです。
比較的穏やかな天気だったのは2009年に遡ります。
今年の25日は、日本海側も2009年以来の穏やかな天気のもとクリスマスを楽しめそうです。
元日の天気予報も10日予報に
さて、クリスマスが終わると年末年始モードに変わりますね。年末年始はお正月の買出しや帰省、初日の出や初詣など、イベントが多く、天気が気になる方も多いと思います。tenki.jpの10日間予報では2014年の元日の天気予報もではじめています。明日以降、続々と1月2日、3日と気になるお正月の天気予報が発表になります。年末年始の天気は是非10日間予報を参考になさって下さい。
【関連リンク】
気象予報士
信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。
現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。
土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。