梅雨入り近い? 平年より早く長雨の季節を迎える可能性も

そろそろ気になる頃です。

木曜日からは晴れて暑くなる所が多いですが、10日間予報を見ると、来週は西日本を中心に曇りや雨マークが目立ちます。そろそろ梅雨入りが気になる頃です。

木曜は急な暑さに注意

23日(水)は、曇りや雨でヒンヤリした所が多くなりましたが、24日(木)は広く日差しが戻り、気温が大幅に上がるでしょう。日中の気温は23日(水)よりも10度以上高くなる所もあり、体にこたえる気温変化となりそうです。気温が急に上がる日は熱中症にかかりやすくなります。体力に自信のある方も無理をせず、定期的な休憩とこまめな水分補給を心がけてください。25日(金)は暑さのピークで、今年一番気温が高くなる所もあるでしょう。

来週はぐずつく?

26日(土)も晴れ間の広がる所が多いですが、九州は曇りや雨マーク。全国の10日間天気を見てみますと、来週は西日本を中心に曇りや雨の日が多くなっています。「もしかして、もう梅雨入り?」と思った方もいらっしゃることでしょう。予想天気図を見てみますと、26日(土)の本州付近は高気圧に覆われるものの、西から前線が延びてくる見込みです。28日(月)から29日(火)は前線上の低気圧が本州を通過して、広い範囲で雨が降るでしょう。その後、前線は本州付近ではいったん途切れるものの、南西諸島付近に停滞。九州南部は梅雨入りが近いと言えそうです。

長雨の季節に備えて

そのほかの地方も前線の動き次第では、平年より早く長雨の季節を迎える可能性があります。なお、梅雨入りの平年は、九州南部が5月31日ごろ、九州北部から関東甲信は6月上旬、北陸や東北南部、北部は6月中旬です。24日(木)の午後、最新の1か月予報が発表されますので、tenki.jpの「日直予報士」や「長期予報」などで最新の情報をご確認ください。

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日本気象協会 本社気象予報士 防災士 熱中症予防指導員

中川 裕美子

2007年1月より日本気象協会勤務。

ラジオやストリーミングでの天気解説、新聞やテレビの天気原稿作成などを担当。

「天気でわかる四季のくらし」(新日本出版社)を共同執筆。

一児の母となり、公私ともに奮闘中。

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