東京の夏は昔より暑いのか?

実際のところはどうなのでしょうか。

各地で熱中症の被害が相次ぎ、最近の夏は以前より暑くなっているのでは?という話題が増えています。では実際のところはどうなのでしょうか。

東京の8月の最低気温、最高気温の傾向を見ていくと、いずれも緩やかな上昇トレンドを描いています。ただ、昔は35℃を超える猛暑日がなかったかというと、そうではなく、1942年8月16日には38.1℃を記録。1947年には8月だけで5回の猛暑日を観測するなど、それなりに暑い日はありました。

最高気温以上に顕著な変化が見られるのは最低気温です。100年当たりの変化量で見ると、最高気温が1.5℃上昇しているのに対し、最低気温は2.7℃上昇となっています。朝晩の気温が下がりにくいことで、一日の中で暑いと感じる時間が伸びていると言えそうです。山梨県甲府市の最低気温と比較すると、約1.5倍上昇度が高く、都市化に伴うヒートアイランド現象が寄与していると考えられます。

また、気象庁がまとめている「日本の季節平均気温変化」のデータによると、6月~8月の平均気温はやはり緩やかな上昇トレンドを見せています。

年による差が大きいため、5年移動平均で見ていくと、1910~80年代は変動が比較的小さく、1990年代後半から上昇トレンドが顕著になっています。この原因ははっきりしませんが、当面は高温が発生しやすいと考えて、様々な対策をしておく必要がありそうです。

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