台風12号、大潮と重なり東京湾でも高潮に注意

浸水しやすいエリアでは厳重な警戒が必要です。

台風12号が接近中。台風が接近する沿岸エリアでは強い雨や風に加え、高潮被害の恐れもあります。28日(土)は満月で大潮の時期でもあり、台風による高潮に加え、天文潮位も高い状況になります。浸水しやすいエリアでは厳重な警戒が必要です。

今回の台風12号では、伊勢湾など紀伊半島から関東の太平洋沿岸で台風の最接近と満潮時刻に近い時間帯が重なる恐れがあり、高潮による浸水に十分な警戒が必要です。

台風接近時は、「吸い上げ効果」と「吹き寄せ効果」により、高潮被害が発生する恐れがあります。

【吸い上げ効果】

台風が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がる現象。外洋では気圧が1hPa低いと海面が約1cm上昇するといわれています。

【吹き寄せ効果】

海水が風によって海岸に吹き寄せられて海面が上昇すること。特にV字形の湾では、奥へ狭まる地形によって海面上昇が助長させるため、特に海面が高くなります。

台風のコースや接近のスピードにより、台風の最接近時刻が変化します。最新の台風情報をチェックして、高潮対策にお役立てください。

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