犬猫を救うためにできる4つのこと

現在日本では、毎日約850匹の犬猫が殺されている。毎年30万匹以上の命が消えているのだ。

最近猫ブームで、猫が高額で売られてるよね。でも、飼い主を必要としている猫はたくさんいるから、猫が欲しい人はペットショップで買わずに、里親になることを考えてみてほしい。

1週間ほど前に目に留まった、友人のフェイスブックの投稿。なぜか気になって一日中考えてしまった。

その「飼い主を必要としている猫」は一体どれくらいいるのだろうか?犬の場合はどうだろか?

恐る恐る調べてみると、信じられない数字が出てきた。

現在日本では、毎日約850匹の犬猫が殺されている。毎年30万匹以上の命が消えているのだ。

アメリカでは、その数はなんと6600匹に及ぶ。アメリカでは保護犬を飼っている人がとても多く、毎年400万匹の犬猫が里親のもとに引き取られる。それなのに、毎日6600匹の犬猫が殺されているという事実には驚く。

話を日本に戻して考えてみたい。今日も850匹ほどの犬猫が命を落としたことになるが、そういわれてもピンとこないのでイメージを作成してみた。850匹の犬猫たち↓

これらの犬猫は、あなたのペットと同じように性格があり、気もちがある。生きるために生まれてきたのに、人間の勝手で殺されているのだ。

かわいそうな話だけど、この問題は解決できない...。もしあなたがそう思っているとしたら、考え直してほしい。

ドイツでは、処分される犬・猫の数は「0」。

ドイツでは動物保護法で動物の殺処分は禁じられている。保護された犬猫はティアハイムと呼ばれる保護施設に収容され、90%が里親のもとへ引き取られる。残りの10%は施設で生涯を過ごすことができる。ペットショップでの犬猫の展示は'禁止されていて、ペットを飼いたいならばティアハイムに行くのが常識だ。

つまり、ペット問題は人間が作り出したものであり、人間の力で変えることができるということだ。

では、具体的に何ができるだろうか?

1.犬猫の里親になる

もし、ペットを飼おうと思っているのなら、ペットショップで買わずに里親になることを考えてほしい。

2.保健所にもっていかない

飼えなくなったからといって、安易に保健所に連れて行かない。保健所に連れて行かれた動物の8割は処分される。

3.動物保護団体を支援する

国内にはペット問題に取り組むさまざまな団体がある。そのような団体でボランティアしたり、寄付したりして支援しよう。犬を保護して、災害救助犬やセラピー犬として訓練している団体、「ピースワンコ・ジャパン」は、ネットで募金も可能だ。

4.犬猫処分の現状を多くの人に知ってもらう

今日知ったことを、あなたの中だけで留めておかずに、家族や友人に共有してほしい。

国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。~マハトマ・ガンジー

(2016年7月11日「むつ物語」から転載)

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