

連休明け28日の米国株式市場は上昇。ダウ平均が最高値を更新した。複数の中銀当局者が成長下支えに向けた政策維持を確約したことが好感された。
ダウ工業株30種
ナスダック総合指数
S&P総合500種
前日はメモリアルデーのため休場だった。
経済指標では、5月のコンファレンス・ボード(CB)米消費者信頼感指数が2008年2月以来の水準に上昇。3月のS&P/ケース・シラー米住宅価格指数は、主要20都市圏の住宅価格動向を示す指数が前年比で10.9%上昇し、2006年4月以来ほぼ7年ぶりの大幅な伸びとなるなど、政府の歳出強制削減が進むなかでも米経済が底堅く推移していることを示した。
こうしたなか、中銀当局者の発言では、アスムセン欧州中央銀行(ECB)専務理事が、必要なかぎり現在の政策を維持すると言明。また日銀の宮尾審議委員は「長短金利が全体として安定的な経路に沿って推移することが重要」と指摘した。
個別銘柄では、銀行株が堅調で、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)
高級宝飾品のティファニー
米国債利回りが約1年ぶりの水準に上昇するなか、オンライン証券株が値上がりした。イートレード・ファイナンシャル
その他、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)
ニューヨーク証券取引所(NYSE)、NYSE・MKT、ナスダックの出来高は約62億5000万株。年初来平均は約64億株。
騰落比率は、NYSEが18対13、ナスダックは9対4だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)
終値 15409.39(+106.29)
前営業日終値 15303.10(+8.60)
ナスダック総合
終値 3488.89(+29.75)
前営業日終値 3459.14(‐0.28)
S&P総合500種
終値 1660.06(+10.46)
前営業日終値 1649.60(‐0.91)
[ニューヨーク 28日 ロイター]