無料通信アプリ「LINE」において、防犯を目的とした利用者年齢確認の仕組みが9月をメドに導入される。運営元のLINE株式会社が発表した。
広島の呉市で起きた16歳の女性の遺体遺棄事件で、LINEを使って被害者と加害者がやりとりをしていたことが報道されていた。
Advertisement
広島県呉市の山中に元同級生(16)とみられる若い女性の遺体を遺棄したとして、広島市内の無職の少女(16)が逮捕された事件で、少女が逮捕前に「(無料通信アプリの)LINEのメッセージで、悪口を書かれ腹が立った」と家族に話していたことが15日、関係者への取材で分かった。
(MSN産経ニュース「【広島16歳死体遺棄】「LINEに悪口書かれ腹立った」母親に打ち明ける」より 2013/7/16)
LINE株式会社ではこれまで、18才未満のKDDIのユーザーを対象に、直接の知人でない相手を追加できないようにする対策を取っていた。これをさらに拡大し、9月をメドにNTTドコモ、ソフトバンクをはじめとするすべての国内携帯電話事業者にも対応する。
また、学校や団体で適切な利用について講演を行うなど啓発活動も今後強化するという。なおLINEは、7月21日に全世界でユーザー数が2億人に達したことを明らかにしている。
Advertisement
未成年のインターネットや携帯電話、スマートフォンの利用は、たびたび「出会い目的」やいじめに関わる問題など、負の側面がメディアで取り上げられ、議論されていますが、みなさんはどう思いますか?