正恩氏夫人に醜聞か 所属した楽団が解散、公開処刑も
北朝鮮で8月、金正恩(キムジョンウン)第1書記の夫人、李雪主(リソルチュ)氏の不祥事が持ち上がり、事実を隠蔽(いんぺい)するために関係者の公開処刑が行われた。李氏がかつて在籍した銀河水(ウナス)管弦楽団は解散したという。日韓両政府も事実関係を確認した模様だ。
最近脱北した北朝鮮高官が明らかにした。不祥事の発端は、銀河水管弦楽団と旺載山(ワンジェサン)芸術団の団員9人が、自らが出演するポルノを制作した事件。警察にあたる人民保安部が9人の会話を盗聴し、「李雪主も昔は、自分たちと同じように遊んでいた」という会話を傍受したという。
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正恩氏は李氏に関係する醜聞が外部に漏れることを懸念。8月17日に9人を逮捕した後、裁判にかけずに3日後の20日、平壌市の外れにある姜健軍官学校の練兵場で、軍や党の高位幹部や楽団関係者が立ち会うなか、9人を銃殺した。
(2013/9/20 19:16)
(朝日新聞社提供)
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