犬は顔写真がわかる:「飼い主の顔」より好きな写真とは?

犬は自分の飼い主の顔を識別できるということはよく知られている。しかし、飼い主の写真や動画を見せられた場合、犬はどのような反応をするのだろうか?

犬は自分の飼い主の顔を識別できるということはよく知られている。しかし、飼い主の写真や動画を見せられた場合、犬はどのような反応をするのだろうか?

「AlphaGalileo」の記事によると、フィンランドのヘルシンキ大学で行われた最新の研究で、犬は「画像上の人間の顔」も識別できることが明らかになったという。

研究者らは、犬31頭について、スクリーン上に犬や人間の顔を提示した時の眼球運動を追跡した。提示された顔は、飼い主や、同じ家で暮らす別の犬などの親しみのある顔のほか、まったく知らない人や犬の顔だった。

この研究で犬たちは、知らない顔よりも、親しみのある顔を、より長い時間見つめる傾向があることが明らかになった。

ヘルシンキ大学の獣医学教授であり、同研究を指揮したオウティ・バイニオ博士は、英紙『インデペンデント』の記事で、「この研究結果は、犬は画像上の顔も知覚できることを示している」と述べている。

しかし、「飼い主の顔」よりも犬の注意を強く引くものがある。それは、「ほかの犬の顔」だ。同研究では、犬たちは、親しみがあるかないかに関わらず、人間よりも犬の画像をより長い時間見つめるということが示されたのだ。

同研究の論文は、科学専門誌『Animal Cognition』に2013年12月付けで掲載された。

[(English) 日本語版:丸山佳伸/ガリレオ]

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