犬は自分の飼い主の顔を識別できるということはよく知られている。しかし、飼い主の写真や動画を見せられた場合、犬はどのような反応をするのだろうか?
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研究者らは、犬31頭について、スクリーン上に犬や人間の顔を提示した時の眼球運動を追跡した。提示された顔は、飼い主や、同じ家で暮らす別の犬などの親しみのある顔のほか、まったく知らない人や犬の顔だった。
この研究で犬たちは、知らない顔よりも、親しみのある顔を、より長い時間見つめる傾向があることが明らかになった。
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しかし、「飼い主の顔」よりも犬の注意を強く引くものがある。それは、「ほかの犬の顔」だ。同研究では、犬たちは、親しみがあるかないかに関わらず、人間よりも犬の画像をより長い時間見つめるということが示されたのだ。
同研究の論文は、科学専門誌『Animal Cognition』に2013年12月付けで掲載された。
[(English) 日本語版:丸山佳伸/ガリレオ]
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