「一人っ子政策」違反、子供3人で罰金1億3000万円 チャン・イーモウ監督

「紅いコーリャン」などの作品で世界的に知られる中国の映画監督、張芸謀(チャンイーモウ)氏(62)が「一人っ子政策」に違反したとされる問題で、妻の戸籍がある江蘇省無錫市の地元当局は9日、夫妻に約748万元(約1億3千万円)の罰金が科されると明らかにした。
時事通信社

子ども3人の張芸謀監督夫妻に罰金 1億3千万円

「紅いコーリャン」などの作品で世界的に知られる中国の映画監督、張芸謀(チャンイーモウ)氏(62)が「一人っ子政策」に違反したとされる問題で、妻の戸籍がある江蘇省無錫市の地元当局は9日、夫妻に約748万元(約1億3千万円)の罰金が科されると明らかにした。子どもは息子2人と娘1人の計3人で、いずれも婚姻手続きの前に生まれたため、1人目も罰金の対象になったという。

当局によると、子どもたちは2001年、04年、06年に生まれ、罰金額は夫妻の収入をもとに算出した。異議がなければ、当局が9日に発送した「決定書」を受け取ってから30日以内に罰金を払う必要がある。

この問題をめぐっては昨年5月、張氏が7人の子どもをもうけたとの疑惑が浮上。中国メディアは「事実ならば1億6千万元(約27億7千万円)の罰金を科される可能性がある」と報じていた。

張氏側は昨年12月になって3人の子どもがいることを認め、「当局の調査に協力し、国家の規定に基づいて相応の処罰を受ける」と表明した。

(朝日新聞デジタル 2014/01/09 23:28)

(朝日新聞社提供)

関連記事

20位 クアラルンプール(マレーシア)

中国人の海外旅行先トップ20

注目記事