78歳のボディビルダー、ジム・モリス氏をご紹介しよう。彼は、ヴィーガニズムを実践する純菜食主義者(ヴィーガン)であり、「PETA」(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のポスターに登場した最年長者でもある。
PETAのポスターのために、有名なロダンの銅像「考える人」のポーズをとったのは77歳の時だった。これはまた、モリス氏自身の最新キャンペーン「Think Before You Eat(食べる前に考えよう)」の一環でもある。
ポスターは、肥満や心疾患、癌、糖尿病、梗塞などの防止のためにも、菜食主義を実践しようと呼びかけている。「よりよい健康のために前進しよう」
モリス氏によれば、ボディビル競技を引退した1985年(50歳)以降、健康が大きく改善したのはすべて、ベジタリアンになる決意をしたためだという。その後、より厳しい(酪農製品も食べない)ヴィーガンになっている。
「動物性食品のたんぱく質には、脂肪や化学物質をはじめ、健康に悪影響を及ぼすものが大量に含まれています」。PETAのインタビューに対し、モリス氏はそう語る。
「ボディビルの競技者だったころは、そういった類の食品を体に詰め込んでいましたが、消化器系でさまざまな問題を抱えていました。便秘やむくみは日常茶飯事でしたし、常にいらいらしていたのです。あのような食生活を続けていたら、今のような健康状態でここいることはなかったでしょう。それは間違いありません」
PETAはこう主張している。「ヴィーガンになると、健康状態が改善されるだけにとどまりません。二酸化炭素排出量を大幅に減少できるほか、工場式の畜産業や食肉処理場、漁船の甲板上などで極度に苦しむ動物たちを助けることにもつながるのです」
ギャラリーでは、モリス氏のこれまでを写真で紹介している。
[(English) 日本語版:遠藤康子/ガリレオ]
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