理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーが2011年にアメリカの専門誌に発表した論文に複数の誤りが見つかったとして、共同著者であるアメリカ・ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授が訂正していたことが3月19日、わかった。遺伝子解析の結果を示した画像が、不適切に使いまわされていたとしている。47NEWSなどが報じた。
訂正の報告は13日付。この専門誌「ティッシュ・エンジニアリング・パートA」は、バカンティ氏らが1995年に創刊した。論文の共著者には小保方氏を指導した東京女子医大や早稲田大の教授も名前を連ねている。
論文は体組織から採取した細胞がさまざまな細胞に変化できる可能性を論じた内容。
(47NEWS「小保方氏の論文、共著者が訂正 11年に専門誌に発表」より 2014/03/19 10:25)
ミスは画像の体裁を整える際に日米の複数の研究者が関わったために起き、結論に変更はないとしている。
論文は、小保方さんがハーバード大留学中、バカンティ教授のもとで手がけたもので、新しい万能細胞「STAP細胞」の研究にもつながった。
ただ、STAP細胞の論文が発表された後、画像の使い回しがインターネットのブログで指摘されていた。
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