オランダの画家ビンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)が切り落とした耳の生きた複製が、ドイツ人女性芸術家によって展示用に制作された。ドイツの美術館が6月4日に明らかにした。ゴッホの親戚のDNAを基に、3Dプリンターを使って再現したという。MSN産経ニュースなどが伝えている。
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よみがえったオランダ人画家ゴッホの耳。ドイツ南西部カールスルーエで公開された。ゴッホの親族から提供されたDNAや、3Dプリンターを活用し、忠実に再現したという(ドイツ・カールスルーエ)
AP通信や米の美術系ニュースサイト、アートネットニュースなどによると、このレプリカを作ったのは米を拠点に活動するドイツ人女性芸術家、ディムト・ストレブ氏で、作品名は「sugababe(シュガーベイブ)」。
ストレブ氏はゴッホの弟テオドルス(1857~91年)の玄孫(やしゃご)(ひ孫の子)であるリーウ氏が保存していたゴッホの唾液と軟骨のサンプルの提供を受け、約3年がかりでこのアートプロジェクトを完成させた。
(MSN産経ニュース『ゴッホの耳 「科学の絵筆」でよみがえる 再生医療を応用、独芸術家が制作』より 2014/06/06 09:30)
耳の複製は、ドイツ南部カールスルーエ市にある公営の美術館兼研究所「アート・アンド・メディアセンター」で6月30日から美術作品として展示される。
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リーウ氏は、Facebookのページに、美術館で展示される耳と共に写った写真を「耳を貸して」との言葉と共に投稿している。
耳の複製は、カールスルーエで7月6日まで展示される。その後、2015年始めにニューヨークで展示される予定だ。
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ゴッホは精神を病み、1888年に自分の左耳をカミソリで切り落とした。
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