母子のヘルスケア(健康管理)が向上したことで、1990年以来世界中の約9000万人の子供たちの命が救われてきている。国際連合児童基金 (ユニセフ) によると、毎年予防可能な原因で死亡する5歳未満の子供の数は、1990年の1,260万人から2012年の660万人にまで減少している。つまりおよそ50%減である。
危機報道ピュリッツァーセンターは、この並外れた業績を示すため、世界の5歳未満の子供の死亡率をインタラクティブな世界地図に記録した。これにはユニセフのデータが使用されている。
Advertisement
例えばバングラデシュでは、子供の死亡率は1990年から2012年までに72%減少した。予防接種事業や下痢やビタミン欠乏症の治療が向上したことが理由の一部としてあげられる。世界中で、経済発展やヘルスケアに対する投資により、子供たちが5歳の誕生日を迎える可能性が高くなってきているとピュリッツァーセンターは記している。
それでもなお重要な課題は残っている。世界中の乳幼児の死亡のおよそ半数は、栄養不足と関連している。ユニセフの警告によると、子供の死亡率が急速に減少しない限り、約3,500万人の子供が2015年から2028年の間に予防可能な原因で死亡する。
「何が有効かは分かっている。しかし、悲しい現実だが、今でも毎日18,000人もの子供たちが、簡単に防げるはずの理由で毎日死亡している」と、国連児童基金ユニセフの代表キャリル・スターンは、2013年の子供の死亡率データ発表の際に語った。「この数字はゼロになるべきだ」
Advertisement
[Charlotte Alfred English Translation by Gengo]
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー