[ロンドン 15日 ロイター] - 英国のウィリアム・ヘイグ外相は14日夜、辞任を発表した。ヘイグ氏は保守党の元党首で、2010年のキャメロン首相就任以来、外相を務めてきた。辞任後は下院議長に就任する。
ヘイグ氏はツイッターで「4年にわたり外相を務めてきたが、今晩辞任する」と表明。「政治における刷新は良いことだ。内閣に在職すること自体が目的なのではない」と述べた。
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英国では、来年5月の総選挙をにらみ、キャメロン首相による就任後最大規模の内閣改造が進められている。
現地報道によると、後任にはハモンド国防相が就くもよう。15日にも正式発表が見込まれており、ハモンド氏が就任すれば、欧州連合(EU)での待遇が改善されない限り離脱も辞さないというキャメロン首相の姿勢がより強く示されることになる。
キャメロン首相の事務所は声明で、無任所大臣のケネス・クラーク氏ら7人の辞任を承認したことも明らかにした。クラーク氏はEU支持派であり、同氏の辞任により首相がEU懐疑論に傾いていると解釈される可能性がある。