ナイジェリア北部のカドゥナで7月23日、イスラム聖職者と野党指導者を狙った2件の自爆テロがあり、ロイター通信は同日、爆発は自爆テロで、死者は少なくとも計82人に達したと伝えた。犯行声明は出ていないが、イスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。時事ドットコムなどが報じた。
カドゥナの市場で、ブハリ元最高軍事評議会議長の車列に爆発物を積んだ車が突入、50人が死亡した。ブハリ氏は防弾車に乗っており無事だった。ブハリ氏は1983年にクーデターで実権を握り2年間軍政を敷いたほか、2011年の大統領選では野党候補として出馬し、ジョナサン大統領に敗れている。
これより先、礼拝のためカドゥナの広場を訪れた穏健派のイスラム聖職者バウチ師に近づこうとした男が自爆、32人が死亡した。同師にけがはなかった。広場には同師と共に礼拝を行おうと数千人が集まっていた。
(時事ドットコム「連続自爆で82人死亡=ボコ・ハラムか、野党指導者ら狙う-ナイジェリア」より 2014/07/24 06:26)
ボコ・ハラムは17~20日にかけて北東部の町ダンボアを襲撃、住民66人が死亡、1万5000人余りが避難した。4月中旬には北東部ボルノ州チボクで女子高生約270人を拉致。その後もボコ・ハラムによるとみられるテロ攻撃が北部を中心に頻発しており、治安が悪化している。
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