日本代表、武藤・柴崎のゴールもベネズエラと引き分け アギーレJAPAN初勝利ならず【画像集】

2018年のワールドカップロシア大会を目指す、ハビエル・アギーレ監督率いるサッカー日本代表。9月9日、キリンチャレンジカップ2014でベネズエラ代表と戦い、2-2で引き分けた。

2018年のワールドカップ・ロシア大会を目指す、ハビエル・アギーレ監督率いるサッカー日本代表。9月9日、キリンチャレンジカップ2014でベネズエラ代表と戦い、2-2で引き分けた。

日本は5日のウルグアイ戦に出ていなかったDF水本、酒井高徳、MF柴崎、FW柿谷、大迫など5人をスタメン起用。アギーレ監督が「日本代表の基本システム」とする4−3−3のフォーメーションで戦う。

前半は日本の守備のミスが目立ち、度々攻め込まれるが、0−0で終了する。

後半から入った、現役慶大生Jリーガー、武藤が左FWに入ると、後半6分、こぼれ球をセンターサークル付近で拾ってドリブルで持ち出し左足でミドルシュート。ゴール右隅に突き刺して、日本代表デビュー2戦目で代表初ゴールを記録し1−0。しかし後半13分、ミスからボールを奪われ、カウンター攻撃を受けると水本がペナルティエリア内で相手選手を倒してしまい与えたPKで追いつかれる。

しかし武藤のゴール以降、日本は前へ出る積極性が目立つようになり、後半22分、左サイドを突破した岡崎が折り返すと、こちらも代表初出場となる22歳の柴崎がダイレクトボレーで決めて2−1と突き放す。後半24分には本田圭佑がポスト直撃のフリーキックを放つなど、日本の流れが続くかと思われたが、後半26分、ロングシュートをGK川島が後ろに逸らしてしまい追いつかれる。試合は2−2のまま終了し、アギーレ体制での初勝利とはならなかった。

武藤、柴崎という若い選手がゴールを決め、活躍したことは好材料だったが、2失点ともにミス絡み。ザッケローニ時代で用いていた戦術より、人数の少ない中盤において不用意に奪われピンチになるシーンも目立ち、チーム発足からまだ2試合であることを強く感じさせた。

アギーレ監督談話

「前半はベネズエラが日本を上回っていた。相手にとって危険なプレーができなかった。後半は交代もうまくいって2点を決めたが、引き分けだった。若い選手の活躍は嬉しい。我々は4年後に向けてプロジェクトを進めているので満足している。前の試合よりは攻撃がよかった。ミスからの失点だったが、親善試合なのでよかった」

武藤談話

「途中からの出場だったので絶対にゴールを決めようと思っていた。最高の気分。監督から特に指示はなかったが、攻守においていつものようなプレーをしてくれ、と言われた。通用すること、足りないところが明確になったので技術をレベルアップさせたい」

柴崎談話

「(ゴールは?)良いボールが来たので流しこむだけだった。味方に感謝したい。プレーでミスだったり、良いプレーというのは出ると思うが、責任、やるべきこと、とにかくそれだけを考えて積極的にやった。チームが勝てなくて残念。勝ちたかった」

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