『マッサン』新キャストに風間杜夫、小池栄子ら発表
好視聴率で話題となっているNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』(月~土 前8:00 総合ほか)の新キャスト4名が14日、明らかになった。
今回発表されたキャストは、年明けからの舞台となる北海道・余市での物語を彩る。苦労人で情は深く、苦難に立つマッサンとエリーを支える北海道の“父”となるニシン漁師の網元・森野熊虎役を演じるのは、風間杜夫。「名前からして豪快な人物。会津から東北を巡り北海道に入植し、その地を故郷と定めて根を下ろし、ニシン漁で栄華盛衰を極めた、まさしく時代の荒波にもまれた熊虎の人生を、骨太に演じてみたいと思う」と意気込みを寄せる。
母のいない家庭を支えるしっかり者の熊虎の娘・森野ハナ役には、小池栄子が決定。「マッサンとエリーの夫婦愛を、間近に感じることができるのは、お芝居を超えた大切なものを学び、とても貴重な時間になると思っています。チームの一員として、皆様に元気な朝を届けられるよう私も頑張ります!」と喜びを語った。エリーを一瞬で気に入り、マッサンの事業を家族で支えつつ、酒造り職人・俊雄(八嶋智人)との丁々発止のロマンスも見どころ。
父・熊虎の生き方に反発し、マッサンを尊敬しウイスキー作りに自分の夢を重ねていく熊虎の息子・森野一馬役には堀井新太が“朝ドラ”初出演。「“朝ドラ”への出演は自分の役者としての一つの目標だったので、本当にうれしく思っています。今は、早く舞台となる北海道に行きたい! という思いで燃えています! 今回いただいた『一馬』という一人の若者を精いっぱい演じることで、共演者の皆さんとスタッフの方々とともに日本の朝、視聴者の皆さんに元気や感動をお届けします!」と目標達成の喜びをストレートに表現した。
マッサンとエリーの愛情をたっぷり受けて育った養女・亀山エマ役には、大ヒットドラマ『あまちゃん』にも出演していた優希美青が“朝ドラ”に再登場。思春期を迎え教育熱心なエリーに何かと反発。さらに太平洋戦争となり敵国の母を持つ娘として、世の矛盾の狭間に立たされる難しい役となるが、「母であるエリーさんが日本の方ではないことでつらい思いをするけれど、そのつらさを乗り越えて前へ進む姿がエリーさんに重なるなと思ってます。なのでそんなエマの感情も上手に表現できたらなと思ってます」と、抱負を述べた。
制作統括の櫻井賢チーフプロデューサーは、今回の配役について「理想のウイスキー造りを目指し、北海道余市に向かうマッサンとエリー。新たに出会う個性あふれる面々を演じる最高のキャストをお迎えしました。物語の第3章となる北海道編のテーマは、“故郷”。北の大地に“新しい故郷”をつくろうと奮闘するマッサンとエリーが、最強のキャストと繰り広げる『家族の愛と絆と望郷の物語』を、どうぞお楽しみに!」と物語後半への期待を寄せた。
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