東レは11月17日、アメリカのボーイング社から航空機向けの炭素繊維を1兆円分受注することに基本合意したと発表した。次期大型旅客機「777X」と現行の中型機「787」に、今後10年以上にわたって独占供給する契約を結ぶ見通しだという。47NEWSなどが報じた。
炭素繊維は自動車、シェールガス輸送用の容器向けなど用途が広がっており、シェアが世界首位の東レは収益拡大に弾みがつく。
炭素繊維は鉄に比べて4分の1程度の軽さだが、10倍以上の強度がある。東レは既にボーイングとの間で2006年から21年までの供給契約を結んでいた。
(東レ、炭素繊維を1兆円受注 米ボーイングから - 47NEWS 2014/11/17 13:19)
両社は777Xの製造開始を視野に契約を更新する。東レは愛媛工場(愛媛県松前町)やアメリカのアラバマ州の拠点に加え、アメリカのサウスカロライナ州で取得済みの160平方メートルの用地にボーイング向け炭素繊維の新工場を建設する予定だという。
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