「恵方巻き」を英語で言うと? 意外と知らない"寿司ネタ"英単語

外国人訪日客が過去最高になり、和食を英語で紹介する機会が増えた人も多いはず。中でも、特に人気なのが「お寿司」だ。そこで、よく食べられる寿司ネタの英語を紹介する
Akira Sakamoto/Aflo via Getty Images

「恵方巻き」って英語で何? 意外と知らない“寿司ネタ”英単語

あす2月3日は「節分の日」。節分といえば、なんといっても「豆まき」だが、最近では「恵方巻き」を食べる習慣も全国で定着しつつある。では、「恵方巻き」を英語で何と言うかご存知だろうか? 今回は、にぎりや巻きものなど外国人に人気の“寿司ネタ”を英語で紹介していく。

昨年、日本への外国人訪問者が過去最高の1200万人超えを果たし、日本の和食を英語で紹介する機会が増えた人も多いはず。その中でも、特に人気なのが「お寿司」だ。そこで、よく食べられる寿司ネタの英語を50個紹介するほか、外国人に人気の巻物系のお寿司も合わせて挙げていく。みなさんはいくつわかるだろうか? ちなみに、「恵方巻き」は英語で「Happy(Lucky) Direction Roll」と表現される。

【寿司ネタ】と「英語」の一例

■赤身

【マグロ(赤身)】→「Lean Tuna(Red Tuna)」

「Lean」は「脂肪のない」の意味。

【大トロ】→「Fat Tuna」

「Fat」は最も脂の乗ったという意味。

【中トロ】→「Medium Fat Tuna」

「medium」はお肉などでも「中くらい」の意味で使われる。

【ビントロ】→「Albacore Tuna」

ちなみに、クロマグロは「Bluefin」、キハダマグロは「Yellowfin」。

【ネギトロ】→「Minced Fatty Tuna with Green Onion」

「Minced」はミンチ(細かく切り刻む)の意味。「Flaked Fatty Tuna meat」とも。

【炙りマグロ】→「Broiled Tuna」

イギリス英語では「grill Tuna」。

【カツオ】→「Bonito(Skipjack)」

鮮度が落ちやすいこともあり、寿司ネタになったのは昭和から。旬は夏~秋。

■光り物

【イワシ】→「Sardine」

缶詰めのオイルサーディンで名前はよく知られている。

【サバ】→「Mackerel」

「シメサバ」はSouced Mackerel(Vinegared Mackerel)と言う。

【アジ】→「Horse Mackerel」

「Horse」はサバの偽物(とるに足らないもの)という意味を持つ。

【サンマ】→「Saury」

「すみません」のsorryと同じ発音。

■白身

【タイ】→「Japanese Sea Bream(クロダイ)」

ちなみに、アカダイは「Red Snapper」、イシダイは「Parrot Fish」。

【ヒラメ】→「Left Eye Flounder」

カレイ目で見分け方は、左に顔があるのがヒラメ、右にあるのがカレイ。

【エンガワ】→「sinew along the fin」

ヒラメやカレイのヒレを動かすための筋肉の部分。

【カンパチ】→「Allied King Fish(Greater Yellow Tail)」

名前の由来は、正面から見ると目と目の“間”に“八”の字に見える褐色の線が入っていることから、間八とされた。

【ハマチ】→「Young Yellowtail」

ブリの成長途中の呼び名のため「Young」がつく。

【ブリ】→「Yellow Tail(Amberjack)」

体側の“黄帯”が英名の由来。

【サーモン】→「Salmon」

サーモンピンクと言われるが実は白身魚。身が赤く見えるのは、エビやカニにも含まれるカロテノイド系色素のアスタキサンチンが含まれているため。

【シラウオ】→「Glassfish(Icefish)」

ちなみに、シラウオとシラスは別の分類の魚とされている。シラスは英語で「Whitebait」。

■海外で人気の「巻きもの」

海外では、「にぎり」より「巻きもの」がダントツに人気が高い。外国人とお寿司の話をする際には、海外で人気の巻物についても知っておくといいだろう。下記にカリフォルニアロールなどのいわば「逆輸入」といえるネタを紹介する。

【California Roll】カリフォルニアロール

日本でも人気の“逆輸入ネタ”の定番「カリフォルニアロール」。アボガド、トビッコ、カニカマ、ゴマなどの具材が入っていて、のりが巻きものの外側ではなく内側にあるのが特徴。海外では生の魚が入らないことがほとんどだ。

【Spicy Tuna Roll】スパイシーロール

マグロ、マヨネーズ、チリソースや唐辛子といったスパイシーな調味料を合わせた巻きもの。

【Dragon Roll】ドラゴンロール

ウナギが入った巻もので、アボガド、キュウリなども使われる。

【Snow Crab Roll】スノークラブロール

ずわい蟹を主役にした巻きもの。アボガド、キュウリ、オニオン、マヨネーズなどが入っている。

【Spider Roll】スパイダーロール

ソフトシェルクラブ(脱皮前のカニ)の唐揚、アボガド、キュウリ、トビッコなどが入っています。揚げたカニの足がクモに見えることから名付けられている。

【Rainbow Roll】レインボーロール

カリフォルニアロールに、マグロ、サーモン、アボカドなどを乗せたもの。

【Philadelphia Roll】フィラデルフィアロール

スモークサーモンとフィラデルフィアクリームチーズなどが入っている。

 日本から見ると斬新すぎるものもあるが、実際に海外では定番メニューになっている。様々なものが入っている「恵方巻き」も今後海外で人気になるかもしれない。

 次回は、日本の巻物系のほか、貝類、魚卵、その他のネタを紹介する。

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