フランス南東部の都市マルセイユで2月9日、フードをかぶった約10人の武装集団が警官に発砲した。マルセイユにはフランスのマニュエル・ヴァルス首相が訪問していた。ハフポストフランス版が報じた。
「市内は厳戒態勢になっている」と社会党の元マルセイユ市議会議員サミア・ガリ氏はツイート。40人の警官がマルセイユのショッピングモール「グラン・リトラル」に配置され、特殊部隊が投入された。
Advertisement
カステラーヌは包囲されている。まるで戦争のような武器、悲痛なメッセージ。まさに悪夢。顔を向けることもできない。
Advertisement
フランスの地元テレビ局の報道によると、アンリ・バルニエ通りを含め、警戒線が張られ、地元の大学生や小学生は建物内に避難している。ラジオ局「France Bleu」によると、今回の襲撃は治安部隊を標的にしたものだという。
Advertisement
AFP通信のカメラマンによると、フランス国家警察介入部隊(GIPN)が武装車両で正午ごろに市内に到着した。カステラーヌは麻薬取引のメッカと言われている。住民はこの日の早朝、「男たちがカラシニコフ銃を上空に向けて発射した」が、犠牲者は出ていないようだと述べた。
今回の事件はヴァルス首相がマルセイユを訪問していた時間に発生した。ヴァルス首相は現地でのあいさつで、この2年半で犯罪が減少した成果を「素晴らしい」と述べ、特に学校の安全を強化する取り組みをさらに進めると約束していた。
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー