戦場で遊ぶ子供たちを見ていると、生きることへの強い感情があふれ出てくる(画像集)

戦争は子供たちの心に深い傷を残し、子供らしい感情までを失わせてしまう可能性もある。しかしここで紹介する17点の写真からは、戦争中であっても、遊びたいという子供たちの欲求が彼らを結びつけてきたことが分かる。
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戦争がもたらす最も悪いことのひとつ、それは子供たちの心に深い傷を残すことだ。何の責任もない子供たちが、戦争によってひどい心的外傷や暴力の影響を受ける。

残念なことに、戦争中の子供たちの権利を保護する国際法や条約が整備されている今日でもなお、多くの子供たちが戦争に苦しめられている。国連によると、現在イラクとシリアで行われている戦争では、推定1400万人の子供たちが、困難な状況の中で生きることを強いられている。

戦争は若者たちの健康と幸福を脅かすだけでない。子供らしい感情までを奪ってしまう可能性もある。しかしここで紹介する17点の写真からは、戦争中であっても、子供たちの「遊びへの欲求」が彼らを結びつけていることが分かる。

写真はカラーで写し出された現在と、白黒でとらえられた過去が順番に並んでいる。子供たちの遊びへの欲求は、時代を超えて世界中で共通しているのだ。

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1945年のベルリン市街戦の直後、破壊された戦車の上に乗る子供たち。
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戦車の残骸で遊ぶ男の子。1996年4月22日、サラエボのグルバヴィカ付近にて。
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ロンドンからイギリス南部の海岸に疎開してきた子供たちが、公園でガスマスクを着けたまま縄跳びをしている。1940年。
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イスラエル軍の空爆で破壊された家のがれきの中で遊ぶパレスチナ人の子供たち。2015年1月6日、ガザ市のシェジャイヤ地区にて。\n
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家の前に集められたたくさんの砲弾も気にせずに、人形で遊ぶ女の子たち。ミュンヘンで撮影。
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シリアのコバニ(アイン・アル・アラブ)の街の中心部で、破壊された車で遊ぶシリア人の子供たち。2015年2月18日。戦略上の要衝であるコバニは、この写真が撮られる直前にダーイシュ(イスラム国)から奪還された。\n
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ガスマスクを着けて遊ぶ幼児たち。1940年頃に撮影。
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シリア北部にあるアレッポの街で、壊れた回転木馬で遊ぶ子供たち。2015年1月8日撮影。
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空襲後のがれきの中、街灯でブランコを作って遊ぶ男の子たち。ドイツ軍によるロンドンへの爆撃が激しかった1940年頃。\n
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シリアのコバニの街の中心部にある破壊された建物の中庭で遊ぶ子供たち。
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爆撃の被害を受けたロンドンのイーストエンドの空き地で遊ぶ子供たち。1946年3月9日撮影。\n
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50日間に及ぶイスラエル軍とハマスの戦闘によって破壊された学校で遊ぶパレスチナ人の少女たち。2014年11月5日、ガザ市のシェジャイヤ地区にて。\n
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アメリカ兵と一緒に縄跳びををして遊ぶイギリスの子供たち。1944年撮影。
Mohammed Abed / AFP / Getty Images
イスラム教の祝日「イード・アル=アドハー」の日に、ガザ市北部のベイト・ハナムの街路で遊ぶパレスチナ人の子供たち。2014年10月4日撮影。\n
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第二次世界大戦中、人形を使って救急活動の訓練をするロンドン南東部の空襲警備員の幼い少女たち。1940年10月6日撮影。
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イスラエルとハマスの50日間の戦闘によって破壊された自動車で遊ぶパレスチナ人の子供たち。2015年1月27日、ガザ市のシェジャイヤ地区にて。\n
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カブールの丘の上にある墓地の近くで、サッカーをして遊ぶアフガニスタンの子供たち。2014年4月12日撮影。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:水書健司/ガリレオ]

シリア内戦(2015年3月)

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