セウォル号引き揚げ「なるべく早く」、韓国大統領が事故1年で

300人以上が犠牲になった旅客船セウォル号の沈没事故から1年となる16日、韓国の朴槿恵大統領は、政府として沈没船の早期引き揚げに取り組む考えを示した。
Reuters

[16日 ロイター] - 300人以上が犠牲になった旅客船セウォル号の沈没事故から1年となる16日、韓国の朴槿恵大統領は、政府として沈没船の早期引き揚げに取り組む考えを示した。

現場に近い南西部の珍島を訪れた朴大統領は、犠牲者や行方不明者に対して「深い哀悼の意」を表明。さらに「船の引き揚げに備える時期に来ている。なるべく早急に引き揚げるため、すべての必要な手続きを適切に行っていく」と述べた。

また、今も行方が分からない9人についても捜索を行うと述べた。

修学旅行中の高校生ら300人以上を含む乗客乗員476人を乗せたセウォル号は昨年4月16日、ソウル近郊の仁川を出発し済州島へ向かっていたところ、転覆・沈没。救出されたのは172人のみだった。

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