[ソウル 23日 ロイター] - 中国の核専門家は、北朝鮮がすでに核弾頭20個を保有していると推計し、来年までにそれを倍増するのに十分な濃縮ウラン製造能力を備えている可能性があるとの見方を示した。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が報じた。
同紙によると、この見解は米国の核専門家に伝えられた。米国では最近の研究報告で、北朝鮮が保有する核兵器は推計10─16基とみられており、中国の推計はそれを上回る数だ。
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ジョンズ・ホプキンズ大学の米韓研究所は今年に入り、北朝鮮が現在保有する核兵器を10─16基と推計し、2020年までの保有数について3つのシナリオを提示。第一のシナリオは、技術開発の進展がもっとも少ない場合で、保有数は20基と予想した。
次のシナリオでは保有数は50基と予想。「最悪のシナリオ」では、保有数が最大100基になるとしていた。
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