萩原流行さん事故死、警視庁が賠償金申し出 妻は「真実を明らかにしたい」

4月22日にバイク事故で亡くなった俳優・萩原流行(享年62)さんの妻・まゆみさんに、警視庁が過失を認め、賠償金の支払いを持ちかけているという。日刊スポーツが5月16日、まゆみさんの代理人である弁護士の話として報じた。

4月22日にバイク事故で亡くなった俳優・萩原流行(享年62)さんの妻・まゆ美さんに、警視庁が過失を認め、賠償金の支払いを持ちかけているという。日刊スポーツが5月16日、まゆ美さんの代理人である弁護士の話として報じた。

萩原流行さん(時事通信社)

車線を変更してきた警視庁の護送車と萩原さんのバイクが接触し、萩原さんが投げ出されたと見られている。5月14日、まゆ美さんと代理人を務める弁護士・堀内稔久氏立ち会いのもと、現場である東京・杉並区の青梅街道で実況見分が行われた。

堀内氏は「賠償金の話をしてきたということは、内々では警察側が過失を認めたということ。人の命なので、何億円にもなる可能性もある」。一方で、警察側の責任を明確にすべく「刑事、民事の両方で訴える方向で話を進めている」とした。

まゆ美さんもこの日、「警察の方から『賠償金がある場合は公費になる』と聞きました」と話したが、実況見分で警察への不信感が増したとし、「(見分は)あまりにもひどかった。真実を明らかにしたい」と言葉に力を込めた。

萩原流行さん事故死で警視庁が賠償金申し出 - 事件・事故 : 日刊スポーツ 2015/05/16 07:23)

まゆ美さんは、警察の対応に不信感を持っているという。

「死因を『心房破裂』と説明を受けたが、司法解剖の後は『死因不詳』とされた。実況見分の際に警察側からのあいさつもない」などとさまざまな不満をあらわに。堀内弁護士は「事故の原因となった警察の護送車が不自然。職務は2人以上で行うので、萩原さんとの接触に気付かないはずがない」との見解を示した。

萩原流行さん妻「納得できない」 実況見分に事故当事者ら立ち会わず - 産経ニュース 2015/05/15 08:15)

俳優の萩原流行さんがバイクの転倒事故を起こしたとみられる現場=4月22日、東京都杉並区

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