ニュースサイト「ザ・ハフィントン・ポスト・メディアグループ」は7月27日、ロンドンを拠点とするハフポストアラブ版を設立した。これでハフポストのグループ全体としては14番目の国際版サイトの誕生となった。
創設者のアリアナ・ハフィントンは同日付のブログで、ハフポストアラブ版の設立によって世界22カ国、人口にして3億7700万人に及ぶアラブ世界に広がりが持てるメリットを強調。「(アラブ世界が)アフリカ北西部のモーリタニアから、アラビア半島東端に位置するオマーンまで広がり、さらにはアラビア人はブラジルから日本に至るまでどこにでも海外居住している」と述べた。
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ハフポストアラブ版のアナス・フォウダ編集長も同日付のブログで、各種の争いの中で生まれ育った若い世代に向けて、一緒に解決策を探せるような新しいサイトを目指すとの抱負を述べた。
ハフポストアラブ版は、中東の衛星テレビ局「アル・ジャジーラ」の元ディレクター・ゼネラルのワダフ・ハンファル氏が最高経営責任者(CEO)を務めるインテグラル・メディア・ストラテジーズと提携して設立された。
アリアナ・ハフィントンは、国際社会の相互依存が深まるなか、世界各国でサイトを立ち上げて「対話の場」や「良質な言論空間」の拠点を設けることを目指している。今後の国際戦略としても、8月18日にオーストラリア版を設立する予定。さらに10-12月期にメキシコ版と中国版をローンチし、年末までに合計世界17カ国・地域のサイトに増やす予定。中国版の当初の編集方針としては、ライフスタイルやエンターテインメント中心の内容になる計画だ。
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