LINEは8月4日、公式ブログでLINE乗っ取りの新しい手口について注意喚起した。友達になりすましたLINEアカウントから「携帯番号教えて」とメッセーが送られてきて、なりすましに気づかずやりとりを続けると、自分のLINEアカウントが乗っ取られる可能性があるという。
LINEが注意を呼びかけている乗っ取りの手口は次の通り。
- 友人になりすましたLINEを含むSNS・メッセンジャーアカウントから「携帯番号教えて。そして、ラインの確認メッセージを認証してもらえる?」と電話番号をたずねるメッセージが届く。
- それを信用して携帯電話番号を教えてしまうと、「四桁のPINコードが届いたら、送ってね。」と4桁のパスワードの送信を要求するメッセージが届く。
以降も、「○○が届いたらその情報を教えて」というやりとりが続き、言われたとおりにやりとりを続け、電話番号とその後に届くメッセージの認証番号を教えてしまうと、IDが乗っ取られる可能性があるという。
NHKニュースによると、7月以降、この手口による乗っ取りが急増しているとされ、実際に乗っ取り被害に遭ったという40代の女性は「LINEでつながっている60人ほどにメッセージを送られ、携帯番号と認証番号を教えてしまった友人のアカウントが使えなくなった。これまでのやり取りや個人情報が流出した可能性もあり、とても怖いです」と話した。
LINEは「電話番号やLINEから届く認証番号は、銀行口座や暗証番号、PCやメールのパスワードと同じくらい他人に教えてはいけない重要な情報」としており、「家族や友だちなど親しい人から、個人情報や本人しか知らないはずの情報を教えてほしいと言われても、教えてはいけません」と呼びかけている。
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