香川県が10月23日に始めた県産米「おいでまい」のイメージガールの募集の中で、広報ポスターやチラシに「フレッシュで透明感があり、色白でスタイルの良い女性」と容姿を条件に挙げた。この記載に対し、外部から不適切との指摘があったため、県は27日、「色白」「女性」などの条件を外したと発表した。朝日新聞デジタルなどが伝えた。
香川県が作ったイメージガール募集のチラシ
県によると、募集要項などにあった「16歳以上の女性」という応募資格から性別を撤廃し、「色白」の言葉を削除。「イメージガール」の名称を「PR大使」に変えた。「フレッシュで透明感があり、色白でスタイルの良い方を募集!」「色白美人で透明感のあるイメージガールを募集」などのチラシの記載も改めるという。
香川県の松尾恭成農政水産部長は「おいでまいの特徴をアピールしたかったが女性の容姿が条件との誤解を招いた。我々の意図が伝わらない表現になってしまった」としている。
(条件は「色白美人」 香川産米PR担当の募集要項に批判:朝日新聞デジタル 2015/10/28 09:19)
おいでまいは「米の食味ランキング」の最高ランク「特A」と評価された県産米。
この問題を24日に報じた毎日新聞は「『全日本おばちゃん党』代表代行の谷口真由美・大阪国際大准教授(ジェンダー法)は『色が白くてスタイルがいいことが良い女性だ、ということが男性に染みついていることが文言から感じられ、嫌悪感を感じる女性は多いと思う。製作者の感覚は時代遅れで、県庁内にある男女共同参画を推進する部署の足を引っ張る行為だ』と批判した」と伝えていた。
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画像集は情報誌と食べものが届く『四国食べる通信』。撮影・坂口祐(以下同)