女子テニスのスター、マリア・シャラポワ(28)=ロシア=が3月7日、ロサンゼルスで記者会見し、1月の全豪オープンのドーピング検査で禁止薬物の「メルドニウム」に陽性反応が出たことを明らかにした。引退は否定した。毎日新聞などが報じた。
健康上の理由や糖尿病の家系のため、10年程前から医師に薬を処方されて服用していたが、世界反ドーピング機関(WADA)の規則が変わったことを知らなかったという。シャラポワ選手は「薬物検査に失敗した責任は私にある。1月から使用禁止になったことを知らなかった。大きなミスを犯した」と認めた。
一方で「このような形でキャリアを終わらせたくない。再びプレーする機会が与えられることを望んでいる」と引退は否定した。
(女子テニス:シャラポワ、薬物検査で陽性 引退は否定 - 毎日新聞より 2016/03/08 06:03)
シャラポワは7日、「重大発表」を行うと予告し、自身の去就について発表するのではないかとの臆測も呼んでいた。
現在世界ランク7位のシャラポワはこれでまでにツアー通算35勝を挙げている。2004年にウィンブルドン選手権、06年に全米オープン、08年に全豪オープン、12年と14年に全仏オープンを制し、12年のロンドン・オリンピックでは女子シングルスで銀メダルを獲得した。しかし最近は左腕のケガなどに苦しみ、1月の全豪オープンの後は大会に出場していなかった。
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