「家が貧乏」モデルが告白を戸惑ったことを明かす 理由は...

高橋メアリージュンの妹・ユウさんさんが、子どもの貧困問題について語りました。

モデル・高橋ユウ、貧乏告白の戸惑い明かす「家族への影響考えた」

姉の高橋メアリージュンとともに美人モデル姉妹として活躍する一方で、“貧乏”な家庭に育ったことでも知られるモデル・高橋ユウが、内閣府らによる「子供の未来応援国民運動」の一環として制作された子どもの貧困の現状と支援団体を紹介する動画でナレーションを務めた。

ORICON STYLEの取材に応じた高橋は、ナレーションをしながら自身の子ども時代を振り返ったそうで、「学生時代、塾に通いたくてもお金の問題で行けなかったので、無償で塾を開いてくれたりするのは素敵だなと思いました。こういう支援があること、もっと多くの人に知ってほしいですね」と話した。

4人兄弟の次女として生まれた高橋は、子どもの頃に父親の会社が倒産し、家が突然貧乏に。その貧乏エピソードはすでにテレビ番組などでも語られているが、誰をうらむことなく、「私より両親のほうがずっとつらかったはず」と、むしろ必死に育ててくれた両親に対して感謝しているそう。兄弟が成長して働くようになった今、給料のほとんどを実家に入れており、何と“おこづかい制”。

「68歳の父がまだ現役で働いてるんですけど、家族で頑張っているので、『まだお父さんもやめれへん』っていつも言ってるんですね。本当は『もうやめていいよ、ゆっくりして』って早く言いたいんですけど…だから仕送りでちょっとでも家族が楽になるならって」という言葉も、家族愛に溢れている。

テレビで貧乏エピソードを語ることに対しては「戸惑いがあった時期もありました。私自身ではなく、家族に影響があるかもしれないので…」という高橋だが、苦労した時代があったからこそ「家族がひとつになれた」と胸を張って話す。

今回のナレーションについてもそうだが、「私は塾も行ってなかったし、大学にも行けなかったんですけど、お芝居とかは今までの経験が全部活かされると思うんです。だから女優業にも挑戦したいですし、映像を見て、共感してもらったり、勇気を与えたりできたらいいなって思います」と夢を語る。

しかし、やはり子どもの頃は我慢しなければならないことも多かった。先述の塾もそうだが、「両親が共働きだったので、子どもだけでご飯を食べることが多かったんです。私は4人兄弟だったのでまだよかったんですけど、みんなで楽しくご飯が食べられる場所があったらいいなと思っていました」と、当時を振り返る。

しかし今回、生活困窮世帯や親が不在の子どもたちに向けて一軒家で食事を提供する「こども食堂」の活動を知り、「すごい素敵なことだと思います。寂しいのが当たり前になると、気づけないこともあると思うんですけど、みんなでご飯を食べること、みんなで勉強すること…楽しいことがたくさんあるということを知ってもらいたい」と感心していた。

今回、高橋ユウがナレーションを務めた動画では、未成年者を抱えている家庭に米やレトルト食品などを詰めた段ボールを届ける「こども支援プロジェクト」を展開するフードバンク山梨、子どもや若者たちに無料で「学び直しの場」を提供しているNPOさいたまユースサポートネット、大人1食300円、子どもは手伝いをすれば無料で食事できる「要町あさやけ子ども食堂」(NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク)の取り組みを紹介。

23日より「子供の未来応援国民運動」YouTube公式チャンネルにて公開されている。

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