シリア政府軍が過激派組織IS(「イスラム国」)から奪還した古都パルミラで、少なくとも45人の遺体が発見された。ロイターが伝えた。
シリア政府軍はロシアの空爆などの支援を受け、3月27日にISからパルミラを奪還した。埋葬所は、これまでにパルミラ北東の端に1カ所しか見つかっていない。遺体にはISに捕らわれた民間人と、シリア政府軍の軍人が混在しているという。
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4月1日のシリア国営SANA通信によると、遺体には多くの女性と子供が含まれており、首が切られているものもあるという。
パルミラは2015年5月にISが支配下に置いたが、当時の4日間の戦闘で少なくとも400人が殺害されたと、SANA通信は伝えていた。ISはその後、パルミラの遺跡を爆破する映像などを公開していた。