九州新幹線が一部で運行再開 被災地を結ぶ鉄道・空の便は【熊本地震】

地震の影響により全区間で運転を見合わせていた九州新幹線は4月20日、新水俣駅と鹿児島中央駅の間で6日ぶりに運転を再開した。
時事通信社

地震の影響により全区間で運転を見合わせていた九州新幹線は4月20日、新水俣駅と鹿児島中央駅の間で6日ぶりに運転を再開した。

川内駅と鹿児島中央駅間を運転する2本を含め、上下各16本と本数を減らしての運転となる。ただ、熊本駅付近では脱線した回送車両が止まったままで、高架橋などの設備も損傷している。そのため、博多駅から新水俣駅の間は現在も運転を見合わせている。JR九州は、復旧の目途は立っていないと説明している

鹿児島本線は18日、熊本県北部の荒尾駅と熊本駅の間で運転を再開した。これにより博多駅と熊本駅の間を在来線で往来できるようになった。なお、熊本駅と八代駅の間は20日午前5時現在も運転を見合わせている。

熊本駅と大分駅を結ぶ豊肥本線は19日、熊本駅と肥後大津駅の間で運転を再開した。20日午前5時現在、肥後大津駅と豊後竹田駅の間で運転を見合わせている。JR九州によると、一部区間で土砂流入が発生しているため、運転再開にはかなりの時間を要する見込みだという。

■熊本空港、一部の発着便で運行再開

ターミナルビルが被災し閉鎖されていた熊本空港は4月19日、4日ぶりに営業を再開した。一部の航空会社を除き、ANAやJALなどは到着便のみで運航を再開。20日からはJALANAを中心に、出発便でも運航を再開した。

大分空港を発着する便は20日現在、平常通り運航している

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