ダウンタウンの松本人志が4月24日放送のフジテレビ「ワイドナショー」に出演。熊本地震とバラエティー番組の自粛について、持論を展開した。
熊本地震のあと、実業家のホリエモンこと堀江貴文氏と教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹氏との間で、テレビ放送の自粛を巡りネット上で対立していた。
堀江氏が「熊本の地震への支援は粛々とすべきだが、バラエティ番組の放送延期は全く関係無い馬鹿げた行為」と主張していることについて、「僕は堀江さんはいつもそんなに間違った事は言ってないと思うけど」と前置きしつつ「ただ、いつも思うのは、この人は心がない。釈然としないところが少しある。(放送延期になった)麻雀番組は止めてもいいんじゃないの?」とコメントした。
パネラーで俳優・歌手の武田鉄矢さんも、堀江氏の発言について「いろいろ考え方あると思うけど、なんか身も蓋もない言いかたしますね。数式としては正しいのかもしれないけど、情緒として、妙な計算式を見せられているみたいで。人間には気持ちっていうものがあるんだよ」と述べた。
■熊本地震の自粛ムード「ダウンタウンのお笑いは不謹慎」
また、松本は地震など災害時のお笑いについてもコメント。「やっぱり笑いって、仕掛ける方も仕掛けられる方も、ある程度の余裕がないと僕は成立しないものだと思うんですね」として、今回は熊本地震ではダウンタウンの笑いは「不謹慎」だと語った。
「今回みたいな極度の緊張の中で、笑いは緊張を緩和するっていいますけど、中途半端な笑いをすると不愉快に思われるのは当然だと思うんです。許される笑いと、許されない笑いというか。例えば、ダウンタウンの笑いは、こういうときは不謹慎ですね。ダウンタウンは、こういう時は出る幕はないと思いますね」
MCの東野幸治が「例えば、どういうタイプならいい?」と聞くと、松本は「ウッチャンナンチャンとか、『笑点』とか」「『笑っていいとも!』の安心感はよかったですよね」とコメントした。
ワイドナショーも4月17日の放送が取り止めになったことについては、「あの状況でオンエアした方が、フジテレビに激怒しますよね。バラエティーをやってはいけないとは思わないけれど、内容と番組次第。タイミングといい」などと局の判断に理解を示した。
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