株式の売却を模索してきたイタリア・セリエAのACミランに対して、中国のインターネット通販大手アリババ(阿里巴巴)創業者のジャック・マー氏が買収の提案をしているとイタリアメディアが伝えている。4月28日、AFPBB Newsが報じた。イタリアのマッテオ・レンツィ首相はマー氏と会談、「イタリアとアリババの未来は密接に絡み合っている」と意味深な発言をしているという。
中国スーパーリーグ(1部)の強豪、広州恒大(Guangzhou Evergrande)の共同オーナーでもあるマー氏は、290億ドル(約3兆2000億円)ともいわれる個人資産を有しており、買収への金銭的な障害はない。
27日の報道によれば、アリババは4億ユーロ(約500億円)でミランの株式70パーセントを買い取る案を提示しており、ベルルスコーニ氏の所有するフィニンベスト(Fininvest)社も、この案を真剣に受け止めているという。
ミランの株主総会が28日の午後に予定されており、ベルルスコーニ会長はその場でなんらかの方向性を示すものとみられている。
(名門ACミラン、中国アリババへ売却か 伊報道 写真1枚 国際ニュース:AFPBB Newsより 2016年04月28日)
イタリア時間28日午後にもミランの株主総会で方向性が示される見通しだという。
アリババの主要株主にはソフトバンクグループが名を連ねている。
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